関西風おでん
牛筋(ぎゅうすじ)をしっかり煮込んで、そのだしで具材を煮ていく、美味しい関西風おでんの作り方(レシピ)です。
牛すじ,里芋、お揚げさん、つみれなどなど具材の数が増えるほど、それぞれの味がミックスして味わい深いものになります。
おでんは、煮込み田楽(豆腐やこんにゃくを串にさし焼いていたのを煮込んだもの)の『でん』に『お』をつけておでんと呼ばれました。それが時代とともに変遷し、串がなくなり味噌味からしょうゆ味と変化しながら鍋料理のおでんになっていったようです。
関西では関東からきた料理ということで関東煮(かんとだきと発音)といわれたりします。(最近は、関東煮の言葉は
聞かなくなり、おでんとよばれようになりましたが)しょうゆは関西では薄口しょうゆが使われました。
関東大震災のときに、関西の人が救援にいった際に関西風のおでんの炊き出しをして、東京ではすたれていた
おでんの味が見直されたという逸話があります(諸説あるみたいですが)。
材料のカロリー詳細も掲載!!ご家庭で作る、薄口しょうゆを使った美味しい関西風おでんの作り方(レシピ)のご参考にどうぞ。
材料
(4人分) |
牛すじ(生) |
200~300g |
たこの足 |
4本 |
卵 |
4個 |
厚揚げ |
4個 |
板こんにゃく |
1/2~1枚 |
だいこん |
1/3本 |
さといも |
4~6個 |
おでんだね |
適宜 |
(ごぼう天、ちくわ、つみれ、さつま揚げなど) |
水 |
1600ccぐらい |
だしパック |
2袋 |
昆布 |
5×5cm |
調味料 | |
├酒 |
50~100cc |
├みりん |
50cc |
├薄口しょうゆ |
大さじ3 |
└塩 |
少々 |
練りからし |
適量 |
作り方
鍋に水を注ぎ、だしパック(だし袋にかつお節を入れたもの)、昆布を浸しておく。
牛すじは食べやすい大きさに切り熱湯で2、3分ほど煮て余分な油とアクを取り、ざるにあげ水洗いする。
牛すじを鍋に入れて強火にかける。
煮立ったら弱火にして昆布を取り出しアクを取り、弱火のまま40分ほど煮る
(だしパックは5~6分したら取り出す)。
牛すじが充分柔らかくなっていたら、調味料を加える。
その他の食材の下処理としてまず、ゆで卵をつくる。
大根は2センチ厚さの輪切りにし、皮をむき十字の隠し包丁を入れる。
さといもは皮をむいて塩もみして水洗いする。
さといも、大根を米のとぎ汁で下茹でする。
こんにゃくは格子状に切り込みを入れ三角に切り下茹でする。
たこの足は1本ずつに切り分け、竹串を刺す。
厚揚げは味がしみ込みやすいよう竹串でさし、おでんだねともに熱湯をかけて油抜きしておく。
鍋に大根、こんにゃく、卵、たこを加え15分ほど煮る。
さらに、さといも、厚揚げ、おでんだねを加えて弱火で沸騰しない程度の温度で煮こむ。
よく味がなじんだらおでんを器に取ると、美味しい関西風おでんのできあがり~♪
好みで練り辛子を添えていただきます。
memo |
・ |
おでんは一晩おくと、さらに味がしみ込んでおいしくなります。
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| ・ |
材料にの数が増えれば増えるほど、まろやかな味わいになりますよ。
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準備時間 | |
調理時間 | |
合計調理時間 | |
カロリー | 1人あたり: 270 kcal |
主な調理器具 | 鍋、ボウル |
作者 | 森田 幸宏 |
関西風おでんのカロリー詳細(1人あたり)
食 品 名 | グラム(g) | カロリー(kcal) |
牛筋(ゆで) | 42.5 | 66 |
ゆで卵 | 50 | 77 |
厚揚げ | 15 | 23 |
こんにゃく | 50 | 3 |
大根 | 60 | 11 |
さといも | 10 | 6 |
かつお・昆布だし | 150 | 3 |
合成清酒 | 10 | 11 |
本みりん | 5 | 12 |
薄口しょうゆ | 4 | 2 |
塩 | 0.1 | 0 |
からし( 練り) | 2 | 6 |
たこ(ゆで) | 50 | 50 |
合 計 | 448.6 | 270 |
おでんだねのカロリー詳細(1人あたり)
食 品 名 | グラム(g) | カロリー(kcal) |
ごぼう天 | 45 | 65 |
ちくわ | 25 | 25 |
つみれ ※1 | 23 | 34 |
さつま揚げ | 22 | 36 |
※1いわしのつみれ汁を参照→いわしのつみれ汁
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